「ネズミを捕まえれば終わりじゃないの?」
「何をすれば、ネズミ駆除は終わったって言えるの?」
ネズミ駆除は「ネズミを捕まえたり、殺したりすればそれで終わり」だと考えている人が多いですが、しっかりとしたネズミ駆除のためには「駆除後のアクション」が必要不可欠です。
この記事では、実際にネズミ駆除を手掛けてきた元駆除業者の経験をもとにして、ネズミ駆除の後に必要になる「掃除」の方法について解説します。
これからネズミ駆除をしようと考えている人、業者に依頼しようかどうか迷っている人は、ぜひ参考にしてください。
Contents
ネズミはさまざまな物をもたらす

「家の中にネズミがいる!」となると駆除が必要になりますが、多くの人は家の中のネズミを殺したり追い出したり、捕まえればそれで終わりだと考えています。
- ネズミを殺す(殺鼠剤:毒エサなど)
- ネズミを追い出す(超音波など)
- ネズミを捕まえる(捕獲用の罠など)
どの方法でも「ネズミ本体をどうにかする」ことは可能であり、ネズミに噛まれたり、夜中にネズミの足音に悩まされるリスクは減ると思います。
しかし、「家の中にネズミが進入した」という事実は、すでにネズミ本体のみをどうにかすればそれで終わりという事態にとどまらないのです。
ネズミが家の中にもたらす物とは?
ネズミは、体に付着しているさまざまな物をはじめとして、人の家の中にさまざまな物をもたらします。
- 巣
- 糞尿
- ダニ
- 病原菌
ネズミの巣
ネズミは、居心地の良い場所を見つけると、そこに「巣」を作ります。
- 繁殖のため
- 食料を貯めこむため
- 寒さをしのぐため
巣の材料には家の外から持ち込んだ「小枝」などの植物の一部を使うこともありますが、家の中で以下の材料を調達するケースも多いです。
- ビニール袋
- 段ボール
- 新聞紙
- 服やタオルなど、布類
- ティッシュ
- 布団の棉
- 断熱材
ゴミならまだしも、人間が使用する道具などの一部を持っていかれるのは厄介極まりありません。
ネズミの糞尿
ネズミも生きていますから、当然ながら「排泄」を行います。
人間のように排泄する場所を決めているわけではなく、移動中に排泄を行うのでさまざまな場所にネズミの糞尿が落ちています。
ネズミが主に何を食べているかにもよるのですが、基本的にかなり臭いです。
ネズミがもたらすダニ
ネズミの身体には「ダニ」が寄生しています。
このダニはネズミの体液を吸って生きているのですが、何らかの条件によって寄生先をその家の住人に変えてしまうことがあります。
- 宿主(ネズミ)の死亡
- ネズミの巣に寄生し、数が増え過ぎた
ダニはネズミだけでなく、寄生先となった人間の体液を吸います。
体液を吸われること自体で命に関わることは稀ですが、その行為によって何らかの病気に感染する可能性があります。
ネズミがもたらす病原菌
ネズミは、その体内外にさまざまな「病原菌」を保有しています。
その病原菌の中には人間に感染して猛威を振るう種類もあるのです。
- レプストスピラ症
- サルモネラ症
- ハンタウイルス肺症候群
- ペスト
- E型肝炎
- 腸チフス
- ツツガムシ症
- 刺咬症
ネズミが残した物は住人に何をもたらすのか?
ネズミは人家に侵入して生活する際に、さまざまな物を残します。
それによって、住人には以下の害悪をもたらすことになるのです。
- 巣を残すことによってネズミやダニが繁殖する可能性がある
- ネズミの糞尿による臭いと病気感染
- ダニによる健康被害
- 病原菌による健康被害
ネズミは、さまざまな「人間にとって迷惑な物」を残します。
ネズミ駆除で行う掃除の準備と注意点

ネズミ駆除においてはネズミの痕跡をしっかりと掃除する必要があり、それを怠ると健康被害を中心としてさまざまなデメリットを残すことになります。
掃除に必要な道具
掃除に際しては、以下の道具を用意してください。
- マスク
- 作業用の手袋
- 作業着または処分しても良い長袖長ズボン
- ほうき
- ちりとり
- 雑巾(交換できるように複数枚)
- ゴミ袋
- 殺虫剤
- 消毒用のアルコール
可能であれば、以下の物品も揃えることをおすすめします。
- ・ゴーグル
- ・防護服
- ・ヘルメット
- ・ヘッドライト
掃除に際して気を付けるべきこと
掃除を行う前に、以下のポイントを念頭に置いてください。
- 可能な限り複数人で作業する
- 掃除機は使わない
- 汚れた衣類は可能な限り処分してしまう
- 感染に十分注意する
可能な限り複数人で作業する
ネズミ駆除および清掃作業や消毒作業は、可能な限り複数人で同時に作業するようにしてください。
ネズミの痕跡がある場所は「屋根裏」「床下」のように、普段であれば入り込まないような場所で作業することもあり、侵入経路の確保はもちろん、脱出についても考慮しなければなりません。
場合によっては「屋根裏から降りられなくなった」「床下から出られなくなってしまった」といった事態に陥る可能性もありますので、救助してくれる、あるいは救助のための連絡をしてくれる人を確保しておくと良いでしょう。
掃除機は使わない
ネズミの糞や巣材などを処分しなければなりませんので、「掃除機」を使いたいという人も多いと思いますが、これは絶対に避けてください。
掃除機でネズミの痕跡を吸ってしまうと、掃除機の排気によってネズミ由来の病原菌等が飛散してしまい、汚染範囲が拡大してしまいます。
また、機械である掃除機を消毒する必要も出てくるのですが、消毒液などの使用は故障の原因になる可能性がありますので、面倒な作業が必要になってしまいます。
汚れた衣類は可能な限り処分してしまう
掃除をするにあたって、ネズミにより汚染された場所に触れる機会も多くなります。
必然的に衣類や手袋などの身につけるものが汚染されてしまうのですが、洗濯機や他の衣類の汚染の原因になりますので、可能な限り掃除の際に身につけていた衣類などは作業終了後に処分してください。
どうしても処分できない場合は、漂白剤やアルコールを使ってしっかりと消毒してください。
感染に十分注意する
病原菌は目に見えませんから、感染を回避するためにはマスクなどを着用して感染経路を遮断しなければなりません。
夏場など、厚着が困難な状況下で作業しなければならないこともあると思いますが、「マスクを着用しない」「涼しい格好で作業する」などは絶対に避けてください。
道具と心得を準備したら、いよいよネズミ駆除の掃除を行います。
ネズミの痕跡を掃除する流れ

ネズミの痕跡を掃除する際には、以下の流れで作業を行ってください。
- 糞尿の状況を写真に撮る
- 糞尿や巣に殺虫剤をかける
- 清掃作業を行う
- 消毒作業を行う
- 道具を片付け、ゴミを処分する
糞尿の状況を写真に撮る
必ずしも必要ではありませんが、時間に余裕があればネズミの糞尿の状況を写真に撮っておくことをおすすめします。
ネズミの糞尿の形跡は「ラットサイン」と呼ばれるものの1つであり、ネズミの生活圏や侵入経路などを知る手掛かりとなります。
糞尿や巣に殺虫剤をかける
糞尿やネズミの巣を発見したら、片付ける前に殺虫剤を吹きかけておきましょう。
これらにはダニが付着している可能性があり、清掃時に拡散してしまう前に殺虫することで健康被害の発生を防ぐことができます。
清掃作業を行う
ほうきとちりとりを用いて、ネズミの糞や巣を撤去します。
尿の跡は、除菌スプレーや漂白剤を雑巾にしみこませて拭き取ってください。
ネズミの糞の中には固くなってこびりついているものもありますが、水をかけるとふやけますので、ふやけてから撤去してください。
消毒作業を行う
糞尿や巣を完全に掃除できたら、除菌用アルコールなどを用いて消毒作業を行います。
糞尿や巣があった場所を中心に、できる限り広範囲をしっかりと消毒しておけば、その後の健康被害の発生リスクを減らすことができます。
道具を片付け、ゴミを処分する
使用した道具はネズミ由来の病原菌などに汚染されていますので、片づける際にはしっかりと消毒してから片付けてください。
ネズミの糞や巣、ネズミの死骸などは燃えるゴミとして処分するのが一般的です。
感染リスクを抑えた方法で掃除と消毒を行ってください。
まとめ
ネズミ駆除において掃除を行う際には、どうしても病気感染のリスクや狭い場所での作業による怪我のリスク、さらにはネズミの食べ残しや死骸などを目にすることになるので、素人にはあまりおすすめできない作業ではあります。
また、掃除を行うということは「自力でネズミを駆除した後」であると推測するのですが、ネズミの生態について詳しくない人や、駆除作業に慣れていない人では完全に駆除できているかどうか怪しく、侵入経路の封鎖も徹底できていない可能性が考えられます。
業者にネズミ駆除を依頼すれば、ネズミの完全駆除が可能なだけでなく、駆除に付随する清掃消毒作業や侵入経路封鎖作業なども徹底して実施してくれるのでおすすめです。
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- できれば近所の地元の業者にお願いしたい
- ネズミの駆除を依頼したいがどこに連絡すればいいかわからない
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