家の中にネズミがいたら何とかして追い出したいところですが、自然に入ってきたということは、逆に「自然にいなくなる」という可能性もあるのではないかと考える人は多いです。
もし自然にいなくなれば、わざわざ対策する必要がないので楽ではありますが、果たして本当にネズミは自然にいなくなるのでしょうか?
そこで、家の中に侵入したネズミが自然にいなくなるかどうかについて解説します。
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ネズミがいなくなる理由は?
ネズミが侵入してもそのまま住み着かない可能性もありますが、住み着かれると厄介です、何とかして出て行ってもらいたいところですね。
例えば、人間の話で説明しますと、人が引っ越しをする理由としては以下の理由が挙げられます。
- 家族構成などの変化
- 転勤などの理由
- 住み心地が悪くなった
ネズミの場合、1個目と2個目の理由は考えられません。
唯一、住みついたネズミが建物内からいなくなる理由としては「住み心地が悪くなった」ということが考えられます。
人間のように「近隣住民とのトラブルがあった」ということは考えにくいため、「環境の変化」が主な理由となるでしょう。
要するに、住みついたネズミが自然にいなくなる理由としては「住んでいる場所の環境がネズミにとって住み心地の悪い状態に変化した」ことが挙げられるのです。
ネズミが自然にいなくなるのは、ネズミにとって住み心地が悪くなったことが理由です。
ネズミが嫌がる環境とは?
家の中からネズミを追い出して自然にいなくなるように仕向けるためには、建物内を「ネズミが嫌がる環境」に作り替えることが有効な手段であるといえます。
そもそも、なぜネズミが家の中に侵入するのかといえば、建物がネズミにとって都合の良い環境・条件が整っているからです。
- 寒さや雨風をしのげる
- エサが豊富に存在する
- 天敵が少ない
- 歯を削るためにかじれる硬いもの(建材など)が豊富に存在する
- 通り道を確保しやすい
- 巣を作る環境が整っている
このうち、「雨風をしのげる」「硬いものがある」などの理由は、人間の生活にも直結するため、取り除くことができない条件となります。
人間にとって実害が少なく、ネズミにとって実害の大きい内容としては、上記のうち以下の3つが挙げられます。
- エサが豊富に存在する
- 天敵が少ない
- 巣を作る環境が整っている
それらを利用してネズミを追い出す方法とは、具体的に以下の方法が挙げられます。
- エサとなる食べ物を撤去する
- ネズミが苦手とする生き物を飼う
- 忌避剤などの道具を使用してネズミが嫌がる環境に変える
エサとなる食べ物を撤去する
ネズミが人家に侵入する理由としては、建物内に「エサとなる食べ物」が豊富に存在していることが挙げられますので、それを撤去することでネズミは食べ物に困って環境が悪化します。
ネズミは雑食であり、種類ごとに好みはありますが基本的に人間が食べるものであればほとんど何でも食べます。
しかしながら、家の中から完全に食べ物を撤去してしまえば済んでいる人も飢えてしまいますので、具体的な方針としては「ネズミの手の届く範囲に食べ物を放置しない」ことが有効となります。
例えば、台所に小麦粉や米の袋を放置していませんか?
仮に袋に入っていてもネズミはかじって中身を拝借することができますので、棚や冷蔵庫に入れて保管してください。
台所以外にもリビングや私室に菓子や食事を放置すれば、ネズミの食料となってしまう可能性がありますので、特に寝る前にはすべての食べ物をネズミの手の届かない場所に移して保管してください。
エサとなる食べ物が見つからなければ、ネズミは数日食べないと餓死してしまうので、食料を求めて自然にいなくなる可能性が高くなります。
ネズミが苦手とする生き物を飼う
自然界の生き物にはその生物が苦手とする存在、いわゆる「天敵」が存在し、ネズミも同様にさまざまな生き物を天敵としています。
例えば「ネコ」や「猛禽類(タカやフクロウなど)」「ヘビ」などはネズミの天敵です。
また、縄張り意識の強いネズミは、同じネズミの仲間である「ハムスター」などの生き物が建物内にいると「ここはアイツの縄張りなんだ」と判断して近づこうとしない可能性があります。
天敵の臭いや鳴き声がする場所にはネズミが近づいてこないため、ネコやフクロウなどを飼うことでネズミを追い出すことができる可能性がありますが、絶対ではありませんので過度な期待はしない方が良いでしょう。
忌避剤などの道具を使用してネズミが嫌がる環境に変える
より積極的にネズミを追い出したいのであれば、「ネズミが嫌がる道具」を利用するという方法があります。
具体的には、以下の道具がネズミを追い出せる可能性があります。
- 燻煙、スプレーなどの忌避剤
- 超音波や電磁波を発生させる道具
- 回転灯などの強くて赤い光を発する道具
- ハーブや防虫剤などの強い臭い
一部、人間やペットにも悪影響を及ぼす可能性があるグッズもあるため、使用する際には十分注意してください。
もう1つ注意したいのは、こうした道具の効果は絶対ではないということです。
理由は以下のとおりです。
- 道具の使い方が悪い
- 忌避剤などの効果がなくなった
- ネズミが慣れた
よく「○○(忌避剤などの道具)を使ったら、しばらくはネズミがいなくなったけど、1か月したら戻ってきた!」という話を聞きますが、これは道具の使い方が悪かったり、ネズミがその道具の効果に慣れてしまったことなどが理由として考えられます。
積極的にネズミが嫌がる環境にすることで追い出せる可能性はありますが、確実ではありません。
寿命などで自然にいなくならないの?
自然にいなくなる、という出来事の一種として、ネズミが「寿命で死んでしまうのを待つ」という方法を考える人は少なくありません。
- クマネズミの寿命:2~3年
- ドブネズミの寿命:2~3年
- ハツカネズミの寿命:1~2年
外からやってきたネズミは、上記の期間より短い期間で寿命を迎えることでしょう。
また、ネズミ=寒さに弱いというイメージは実際にそうで、10度以下になるとネズミは動けなくなってしまいます。
ならば、積極的に行動しなくても、死んでしまうことでネズミは自然にいなくなると考えられなくもなさそうですが、そこには大きな落とし穴がいくつもあります。
- 増える
- 越冬する
- 侵入される
- 死骸が問題を残す
ネズミは増える
1つ目は「繁殖」です。
ネズミは高い繁殖力を有しており、一般的に以下の条件で繁殖できます。
ネズミの種類 | 繁殖可能期間 | 妊娠期間 | 1回の妊娠で生まれる数 | 1年で妊娠する回数 |
---|---|---|---|---|
クマネズミ | 生後3か月~ | 20~25日 | 6~7匹 | 5~6回 |
ドブネズミ | 生後3か月~ | 20~25日 | 7~9匹 | 5~6回 |
ハツカネズミ | 生後5週~ | 18~20日 | 5~6匹 | 6~10回 |
ネズミは1年あれば30匹以上増えることが可能であり、1年でつがい2匹が寿命で死ぬとしても、その時にはすでに何十匹という子どもが生まれています。
その子どもも生まれてから数か月で繁殖可能な状態に成長するため、いわゆる「ネズミ算」式にどんどん増えてしまいます。
ネズミは越冬できる
先ほど「ネズミ=寒さに弱い」という話をしましたが、イコール「冬を越せない」というわけではありません。
建物内の温度は外気温ほど低いわけではないので、建物内に侵入したネズミは巣を作って越冬することができるのです。
ネズミは小さな隙間から侵入できる
仮に、1匹のネズミが侵入して繁殖も越冬もしなかったとして、ではその1匹が死んだらネズミはいなくなるのかといえば、そうではありません。
考えてみれば当然な話であり、ネズミが侵入したということは「侵入経路がある」ということであり、その1匹以外のネズミだって侵入できる可能性は十分にあるのです。
- 通気口
- 屋根の隙間
- 壁のひび割れ、穴
- 基礎の隙間
- 電線導入部の隙間
- 換気扇
- 配管と壁の隙間
- 戸袋の隙間
侵入経路を完全にふさがない限り、いくらでもネズミはその建物内に侵入できる余地を残すことになるのです。
建物内で死んだら大問題!
そもそも、建物内でネズミが死んでしまったら、それはそれで大きな問題が残ることになります。
生き物が死ぬということは、そこには「死体が残る」ということです。
自然界では別の生き物に食べられ、土にかえるネズミの死骸も、建物内では簡単になくなることはありません。
放置されたネズミの死骸は腐敗し、悪臭と病原菌をばらまく非常に厄介な存在になり果てるのです。
加えて、ネズミが何匹も侵入して繁殖し、増えたネズミが建物内で死んでしまうことで死骸の数はその分だけ増え、衛生面での被害はさらに拡大することになるのです。
ネズミの寿命を待つのは悪手です。
まとめ
ネズミが自然にいなくなる可能性は決してゼロではありませんが、積極的に行動しても奏功しない可能性があり、繁殖や再侵入による個体数の増加や、建物内で死骸を残すことによる衛生悪化などの問題があります。
自然にいなくなるのを待つよりは、より積極的にネズミ対策できる方法として「業者に駆除を依頼する」という選択肢がおすすめです。
ネズミを駆除して侵入経路の封鎖も徹底してくれるため、建物内からしっかりとネズミを駆逐してくれます。
自然にいなくなるのを期待して被害を出すよりは、お金を払ってでも業者に駆除してもらう方が最終的に得することになります。
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