ネズミの生態大辞典

ネズミ目とは|生態・特徴から種類別の一覧までネズミ目が丸わかり

ネズミ目とは、野ネズミやハムスターなど、ネズミの仲間の動物たちのことを言います。

今回は以下の視点に基づいて、ネズミ目の動物についてさまざまに解説していきます。

  • ネズミ目(げっ歯類)とは
  • ネズミ目(げっ歯類)の特徴
  • 最も小さいネズミ目の動物、最も大きいネズミ目の動物
  • 実はネズミ目ではない動物たち
  • ペットとして飼えるネズミ目の動物 おすすめ6種類

この記事を見れば、ネズミ目の動物たちについてなんでも分かるようになり、明日から人に説明ができますよ。

ネズミ目(げっ歯類)とは?

ネズミ目とは、生物学的には、脊椎動物亜門、哺乳網のなかの目の一つです。

ここで使われている「」とは分類学上の階級で、人や猿などが属する霊長目や、ネコ科の動物たちが含まれるネコ目(食肉目)などのように、大きく動物の種類を分類する単位として使われています。

ネズミの仲間と野ネズミやハツカネズミ、またペットとして飼われているハムスターなど、身近な動物を想像しますが、実は哺乳類全体で4300から4600種とされる動物のうち、その半分に当たる2000から3000種類が「ネズミ目」の動物であるとされ、地球上の動物のなかで、最も反映している動物であるとされています。

生息地域も南極以外のいたるところに分布しており、人間が住むことができな過酷な環境から、人間の住む都市部まで、地球環境のあらゆる場所に生息しており、ペットとして親しまれている動物もたくさんいます。

ネズミ目の動物たち(一部) ビーバー、トビネズミ、キヌゲネズミ、ハムスター、ミズハタネズミ、ハタネズミ、クマネズミ、ドブネズミ、ハツカネズミ、アカネズミ、アレチネズミ、スナネズミヤマアラシ、テンジクネズミ、デグー、ヌートリア、チンチラテンジクネズミ、モルモット、カピバラ、チンチラ、ニホンリス、リス、シマリス、プレーリードッグ、ムササビ、モモンガ

ネズミ目の動物たちの細かい系統については3章で説明していきます。

次章ではまず、ネズミ目の動物たちの特徴を見ていきましょう。

ネズミ目(げっ歯類)の特徴

ネズミ目の動物たちは、一般的に小型の動物が多く、繁殖力が強い点も大きな特徴の一つです。

「ネズミ算」という言葉にもある通り、短期間で爆発的に個体数を増やし、農作物や山林に大きな被害を与えることもあります。

しかし、最大の特徴は上下の顎に一対ずつ生えている大きな前歯です。まずはこの前歯について詳しく解説していきましょう。

ネズミ目最大の特徴「門歯」

ネズミ目に属する動物たちは巨大な前歯を必ず持っています。

この前歯は「門歯」と呼ばれ、この歯を持つことが、ネズミ目の動物であることを分類する条件にもなっています。

ネズミ目の動物たちを「げっ歯類」とも呼びますが、この名前は巨大な前歯から名付けられたものです。

ネズミ目の動物が持つ門歯は強力で、植物を噛みちぎるだけでなく、時には命を守るための武器としても使われます。

そしてこの門歯は、ネズミ目の動物が生き続ける限り一生伸び続けるという特徴を持っています。

そのため、ネズミ目の動物たちは、常に何か物をかじることで、門歯をすり減らせ一定の長さを保たなくてはいけません。

もしこれを怠れば、成長する門歯によって口が塞がれて死んでしまいます。

家に侵入したネズミが柱をかじったり、電気コードをかじって断線させてしまったりするのは、この歯の性質のためです。

ネズミ目の動物の習性

ネズミ目の動物には夜行性の動物が多く、昼間はじっとしていて夜になると行動を開始します。夜行性ではありますが、視覚はあまりよくありません。

その代わりに聴覚はとても良く、人間の耳では聞くことができない超音波を聞き分けることができ、この能力を使って、コミュニケーションをとっていると言われています。

また常に家族単位で行動し、仲間思いの動物であることも知られています。

ネズミ目(げっ歯類)の仲間たち

ネズミ目は、ネズミ目に含まれる動物たちの特徴の違いによって、以下の3つの種類に分類されます。

  1. ネズミ亜目
  2. ヤマアラシ亜目
  3. リス亜目

「亜目」という言葉も「目」と同じく分類学で使われる分類の単位で、「目」をさらに細かく分類する時に使う言葉です。

ネズミ亜目 ドブネズミ、クマネズミ、ハツカネズミ、ビーバー、トビネズミ、キヌゲネズミ、ハムスター、ミズハタネズミ、アカネズミ、アレチネズミ、スナネズミ
ヤマアラシ亜目 ヤマアラシ、テンジクネズミ、デグー、ヌートリア、チンチラテンジクネズミ、モルモット、カピバラ、チンチラ、
リス亜目 ニホンリス、リス、シマリス、プレーリードッグ、ムササビ、モモンガ

3つの亜目は、頭蓋骨と顎を繋ぐ、物を食べる時に使う筋肉のつき方の違いによって分類されており、体の色や大きさなどによって分類されているわけではありません。

それでは三つの亜目とそれぞれに属する動物たちを見ていきましょう。

ネズミ亜目

ネズミ亜目は三つの亜目の中でも最も進化した顎を持つとされ、一般的にイエネズミや野ネズミといった、いわゆるネズミと言われる動物たちや、ハムスターなどペットで買われているネズミの仲間たちはすべて、このネズミ亜目に属する動物たちです。

ネズミ亜目の動物は、ネズミ目の動物の中でも最も進化した顎を持つと言われ、物を噛むための筋肉が大変よく発達しています。

下に示す図はネズミ亜目の動物の頭蓋骨です。オレンジと黄色の太い線は、頭蓋骨と顎をつなぐ筋肉を表しています。

図の中でオレンジの線は、顎の深い位置から頭蓋骨の先端まで伸びています。

ネズミ亜目の動物は眼窩(がんか)の中にまで広がる長い複雑な筋肉を持っており、この筋肉が顎の複雑な動きを可能にします。

このような筋肉はネズミ目の動物の中でも、ネズミ亜目だけに見られる特徴です。

※オレンジとイエローの線は、頭蓋骨と顎をつなぐ筋肉の付き方を示しています

ネズミ亜目はさらに「ネズミ上科」と、「トビネズミ上科」に分類されます。

トビネズミ上科には、カンガルーのように跳躍して移動するネズミ「トビネズミ」が分類されています。

ネズミ上科には、わたしたちが一般的にネズミの仲間と考える野ネズミやハムスターなどが含まれます。

ネズミ上科はさらに「ネズミ科」と「キヌゲネズミ科」に別れ、イエネズミや野ネズミはネズミ科、ハムスターなどはキヌゲネズミ科に属しています。

日本にいるイエネズミは3種類

イエネズミとは、文字通り、人間が住む生活環境の中で生きているネズミたちのことです。

日本のネズミでこれに当たるのはドブネズミ、クマネズミ、ハツカネズミの3種類だけです。

昔は、家の中はクマネズミ、下水や地下空間は野ネズミの生息する場所とされていましたが、1970年代から建物の高層化が進み、都市空間が劇的に広がったことからクマネズミの数が急増しました。

現在でも家屋やマンション、ビルの中なのでも見られるネズミのほとんどはクマネズミです。

また郊外の開発に伴って、生息地を追われたドブネズミたちが、新宿や銀座などの繁華街に住み着くなどの現象も発生しています。

さらに一部のクマネズミは殺鼠剤などにも耐性を持つスーパーラットとなり、猛威を振るっています。

冬も暖かい都市環境は、イエネズミたちには最適の環境であると言えるでしょう。

家ネズミについて、さらに詳しく知りたい方は、こちらの記事「ネズミの種類一覧!特徴・生態や判別のポイントを徹底解説」をご覧ください。

ヤマアラシ亜目

ヤマアラシ亜目には、ヤマアラシのほか、ペットとしても親しまれているモルモット、チンチラなどが含まれます。

下の図はヤマアラシ亜目の頭蓋骨です。図の中でオレンジの線が示す顎の筋肉は、頬の内側を通り鼻のあたりまで伸びています。

しかしこの筋肉はネズミ亜目に比べると短く、未発達です。顎の動きもネズミ亜目ほどに複雑ではありません。

ネズミ目の中でも最大の動物であるとされるカピバラや、日本では特定外来生物として指定されているヌートリアなどもこのヤマアラシ亜目に分類されます。

特定外来生物としてのヌートリア

ヤマアラシ亜目に属するヌートリアは、南アフリカ原産の動物で、体長は50〜70cm、オレンジ色の門歯をもち、水辺に生息しています。

明治時代後半に日本に輸入され、戦前は防寒用の毛皮採取のために、また戦後の食糧難では食肉用としておおくが飼育されました。

しかしその後毛皮価格が暴落し多くが野に放たれ、今では東海以西の西日本の各地に生息しています。

ヌートリアは、各地で在来種の生態系に無深刻な被害を及ぼしたり、土手や堤防に穴を掘って住むことから、水路や堤防を決壊させる原因をつくることから、2005年に特定傀儡生物に指定され、各地で駆除、防除計画が進められています。

リス亜目

リス亜目は、ネズミ目の中で最初に分岐した動物たちとされ、最も原始的な顎を持つのが特徴です。

下に示すリス亜目の頭蓋骨では、オレンジの線によって示される顎の筋肉は、ネズミ亜目やヤマアラシ亜目よりもずっと短く、筋肉のつき方も単純です。

顎の筋肉の量も齧歯類の動物の中で一番少なく、顎の動きはヤマアラシ亜目と比べてもさらに単純で、口をあまり大きく開けることもできません。

リス亜目に含まれる動物には、リスやシマリスのほかにモモンガやムササビなどが含まれます。

また、北米大陸の草原地帯に生息するプレーリードックや、世界中の山岳地帯に住むマーモセット、河川や湖の周囲にできる湿原に生息するビーバーなどもリス亜目に属する動物たちです。

ビーバーとダム

湿原に住むビーバーはダムを作る動物としても知られています。生活のために自分が暮らす環境を変える動物は、人間とビーバー以外に存在しないと言われています。

体長80〜100cmと、ネズミ目の動物としてはたいへん大きな体のビーバーは、強靭な歯や顎を持ち、直径15cmほどの木であれば、数分でかじって倒すことができます。

この能力で木々を削り倒し、泥や砂を混ぜて川をせき止め、大規模なダムを作ります。

一般的なダムの大きさは10〜100mと大きく、ビーバーはこのダムによってできたダム湖の中央に巣を作って生活しています。

これはオオカミやコヨーテなどの天敵から身を守るためと言われています。

これまで発見されているダムで最大のものは、カナダのアルバータ州ウッドバッファロー国立公園にあるダムで、長さはなんと850mにもなります。

ビーバーのダムや巣は世代を超えて利用されるため、長い年月をかけて徐々に拡大されたものであると考えられています。

ビーバーのダムはその巨大さ故に周辺の生態系への影響も大きく、湖ができることによって水鳥が飛来した入り、水温が上がることによって魚が増えたなどの、様々な変化も観測されています。

最近では、このビーバーの能力を洪水を防止するために利用する取り組みも行われています。

最も小さいネズミ目の動物、最も大きいネズミ目の動物

4300から4600種類と言われる哺乳類のおよそ半分を閉めると言われているネズミ目(げっ歯類)の動物は、世界中のあらゆる環境に対応し、多種多様な種類が存在します。

ここでは、そんなネズミ目の動物の中で、世界最小の動物、そして世界最大の動物を紹介します。

最も小さいネズミ目の動物|バルチスタンコミミトビネズミ

世界で最も小さいネズミは「バルチスタンコミミトビネズミ」です。

体長は36~47mm、しっぽの長さを含めても72~94mm、体重も5gしかありません。

大きさは500円玉程度しかなく、日本の家屋に生息するもっとに小さいネズミ、ハツカネズミの半分程度しかありません。

バルチスタンコミミトビネズミはパキスタン南西部の標高の高い砂漠地帯に生息しています。詳しい生態はわかっていませんが、砂地に穴を掘って生活しているようです。

世界最大のネズミ目の動物|カピバラ

世界最大のネズミは南米大陸に生息する「カピバラ」です。鼻先からお尻までの体長は大きいもので1.3mにもなり、体重も50〜60kgと、人間の大人と変わりない重さがあります。

カピバラはヤマアラシ亜目、カピバラ科に属する動物とされ、川や湖などの水辺に近い草原に生息しています。

オス1匹とメス数匹、そして子供たちという家族単位で10〜20頭程度の群を作って生息しています。

水辺の植物を食料としており、性格も大変穏やかでペットとしても親しまれている動物です。

古代に生息していた巨大ネズミ  

古代にはカピバラより大きい動物も存在しました。中でも最大のものは200〜400万年前に南米に生息していた「ジョセフォアルティガシア・モネシ(Josephoartigasia monesi)」です。

ジョセフォアルティガシア・モネシは体長3m、体重はおよそ1トンと巨大で、現在のサイに近い大きさであったとされています。

カピバラと同じヤマアラシ亜目に属する動物ですが、体重はカピバラの20倍近くと、想像を絶する大きさです。

画像はこちらをご覧ください

実はネズミ目ではない動物たち

「ネズミ」という名前がつけられて、当然のようにネズミの仲間と思われているのに、実はネズミの仲間ではないという動物たちもいます。

そんな動物たちを紹介しましょう。

ハリネズミはモグラの仲間

ハリネズミは「ネズミ」という名前がつけられていますが、実はネズミ目(げっ歯類)の動物ではありません。

ハリネズミは「真無盲腸目、ハリネズミ科」に属する動物で、ネズミ目の特徴である伸び続けるげっ歯(門歯)は持っていません。

真無盲腸目は食虫目とも呼ばれ、虫を食べる動物の類とされます。

真無盲腸目にはハリネズミ科とトガリネズミ科があり、トガリネズミ科にはモグラの仲間が含まれます。

つまりハリネズミはネズミの仲間からは遠く、実はモグラの仲間に近い動物なのです。

ハネジネズミ

「ネズミ」と名のつく「ハネジネズミ」もネズミの仲間ではありません。

ハネジネズミは、アフリカ大陸だけに生息する哺乳類で、昆虫や木ノ実などを食べながら生活しています。

大きさや外観はねずみにそっくりですが、ネズミ目の動物ではなく、「ハネジネズミ目」という目に属する動物です。

以前はトガリネズミやモグラの仲間ではないかとされていましたが、最近の研究では、象やマナティ、アリクイなどの動物に近い種であることがわかり、新たに「ハネジネズミ目」という目が作られました。

現在までに15種類のハネジネズミが発見されています。

長い鼻が特徴で、この鼻をいろいろな方向に曲げながら食物を探します。

実際の画像はこちらをご覧ください。

オポッサム(フクロネズミ)

ネズミにそっくりの外観であることから、フクロネズミとも言われるオポッサムもネズミの仲間ではありません。

オポッサムはなんと有袋類で、コアラやカンガルーのようにお腹にある袋の中で子供を育てます。

フクロネズミという名前もお腹に袋を持つことからつけられた名前です。

袋の中で育った子供は大きくなると、しばらくの間、親の背中で過ごすことからコモリネズミと言われることもあります。

アメリカ大陸に広く生息するオポッサムは、有袋類オポッサム目に属する動物として分類され、現在までに70種類以上の種が確認させています。

この数は有袋類の中では最多で、最も繁栄に成功した有袋類であるとされています。

ペットとして飼えるネズミ目の動物|おすすめ6種類

「愛くるしいネズミ目の動物を、ペットとして飼ってみたい」と思ってはいませんか?

一般的には害獣として認識されがちなネズミですが、ネズミ目の動物の中には、ペットとして愛されている動物もたくさんいます。体も小さく、鳴き声も小さくて飼いやすいことから多くの人々に親しまれています。

特に人気のある動物としてハムスター、モルモット、そして最近特に人気が高い、デグー、チンチラが挙げられます。いずれの動物もケージの中で飼育できるため、集合住宅でも飼いやすく、とても人気があります。

ネズミ目の動物は個体の値段も安く、気軽にペットを楽しめることも魅力ですが、もちろん動物を飼育する場合、動物の性質に合わせた飼育環境を整えてあげる必要があります。

それではそれぞれの動物たちの特徴や習性を見ていきましょう。

ハムスター

ハムスターはキヌゲネズミ科に属する動物で、もともとは砂漠などの乾燥地帯に住んでいました。

警戒心が強い動物ですが、慣れてくると手のひらに乗せて餌を食べさせたりすることもできるようになります。

またトイレを覚える子が多くニオイが少なくお世話しやすいのも魅力です。

寿命は約2~3年で、生後1〜3ヶ月で繁殖できるようになります。一度の出産で10匹前後の子を出産するため、つがいで飼う場合は数が増えすぎないよう注意が必要です。

ここでは代表的な3種類のハムスターを紹介しましょう。

ゴールデンハムスター

ハムスターの中では大きい種類で、体長は19cm程度まで成長します。色のバリエーションも豊富で、短毛種と長毛種があることから大変人気のあるハムスターです。

性格も温和で人になつきやすく、初めて小動物を飼う人にも進められるハムスターです。

たくさんの個体を同じケージで飼うと喧嘩しやすいため、多頭飼いはあまりお勧めできません。

アニメ「とっとこハム太郎」のモデルになったハムスターでもあります。

ジャンガリアンハムスター

ジャンガリアンハムスターは体長7〜13cmと小さく、飼育も手間がかからないことからゴールデンハムスターと並んで人気の高いハムスターです。

シベリア地帯や中国のジュンガル地域が原産で、環境に適応する力が強く、初心者でも飼いやすいハムスターとして親しまれています。

一般的なジャンガリアンハムスターは茶色の体毛の上に、背中に黒い線が入る色合いですが、白い毛にグレーのラインを持つ「パールホワイト」や、真っ白な「スノーホワイト」なども人気があります。

小型のハムスターであることから「ドワーフハムスター」と呼ばれることもあります。

実際の画像はこちらをご覧ください。

ロボロフスキーハムスター

ジャンガリアンハムスターよりさらに小さいハムスターで、体長は7〜10cmしかありません。ハムスターの中では最も小さい種で、2頭身の可愛らしい体型も人気です。

体は小さいですが、寿命は2〜3年と大型のゴールデンハムスターなどと変わりません。

ゴールデンハムスターやジャンガリアンハムスターに比べると、ペットとして飼われてきた歴史が浅く、臆病で、人に慣れにくいため、上級者向きのハムスターと言えます。

モルモット

モルモットもハムスターと同じネズミ目の動物ですが、ネズミ亜目ではなくヤマアラシ亜目に属する動物で、体長は20〜40cm、体重も0.5〜1.5kgとハムスターよりかなり大きいのが特徴です。

南米原産で、元々は食肉用の家畜として飼われていた動物で、ペルーでは今でも年間6500万頭のモルモットが食肉として消費されています。

元々家畜であったこともあり、性格はとてもおとなしく、たいへん人懐こいのが特徴です。

毛色や毛並みも様々で、短毛のイングリッシュモルモットやクレステッドモルモット、長毛種のペルビアンモルモット、長毛で巻き毛のアビシニアンモルモット、毛のない品種のスキニーギニアピッグなど、100種類以上のモルモットが存在すると言われています。

寿命は5〜6年と言われていますが、環境によっては10年以上生きることもあるようです。

デグー

愛らしい姿と人懐こい性格から、近年、ペットとしての人気も高まっているデグーは、ネズミに似た外見を持っていますが、実はカピバラと同じ、ヤマアラシ亜目に属しています。

体長は12〜19cm、体重は400〜600gほどです。もともとはチリの山岳地帯に住む動物で、ネズミ目の動物の中では高い知能を持つ動物としても知られています。

寿命も5~8年と長い点もペットとして愛されている理由です。

強い社会性を持つ動物でコミュニケーション能力も高く、常に5〜10匹の群で行動することから、飼育する際は1匹ではなく複数匹で飼うのが望ましいとされています。

チンチラ

手軽に飼えるペットとして人気があるチンチラも、ネズミ目ヤマアラシ亜目に属する動物です。

元々はアンデス山脈の高山地帯に住んでいた動物ですが、人工繁殖されペットとして親しまれるようになりました。

体長は25cm、体重は400〜600gほどで、現在はグレー、ベージュ、バイオレット、白など、様々な色のチンチラがいます。

湿度と温度の変化には弱く、飼育環境の管理には注意する必要がありますが、寿命は5~8年とたいへん長く、しっかり世話をしてあげれば15年近くいる個体もいます。

臆病ですが、とても人懐こい動物で、飼い主になれると肩に乗って遊んだりもします。

まとめ

ネズミ目とはネズミの仲間の総称です。

哺乳類全体で4300から4600種とされる動物の半分に当たる2000から3000種類がネズミ目の動物とされ、地球上で最も反映している動物の種であると言われています。

ネズミ目の最も大きな特徴は、上下の顎に一対ずつ生えている大きな前歯です。

この前歯は門歯といい、庶務物を食べるためだけでなく、身を守るためにも使われます。

ネズミ目の動物を「げっ歯類」と言うのは、この門歯のある動物であることを意味しています。

そしてこの門歯は、ネズミ目の動物が生き続ける限り一生伸び続けます。

このため、ネズミ目の動物たちは、常に何か物をかじることで門歯をすり減らせ一定の長さを保たなくてはいけません。

ネズミ目にはハムスターやイエネズミ、野ネズミが属するネズミ亜目、モルモットやカピバラが属するヤマアラシ亜目、シマリスやムササビが属するリス亜目の三つの亜目に別れています。

世界最大のネズミはカピバラで大きいものは体長1.3mにもなります。

世界最小のネズミはパキスタンの砂漠地帯に住むバルチスタンコミミトビネズミで、体長は500円玉ほどのサイズしかありません。

ハリネズミやハネジネズミは「ネズミ」と名付けられていますが、実はネズミ目の動物ではありません。

ハリネズミはモグラの仲間、ハネジネズミは象やアリクイに近い動物とされています。

ハムスターやモルモット、デグーやチンチラなど、ネズミ目の動物には人懐こい動物も多く、ペットとしても飼われています。

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